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pixiv⇒とあるPGの誕生日 【黒子×伊月】
日付が変わってしまいましたが、伊月先輩誕生日誠凛verの黒月verになります。
※コーヒーゼリーを作ったのは火神です。買えなかったので手作りしたという裏話。
日付が変わってしまいましたが、伊月先輩誕生日誠凛verの黒月verになります。
※コーヒーゼリーを作ったのは火神です。買えなかったので手作りしたという裏話。
+ + + + + + + + + +
部室での誕生会が終わり伊月は1人家路についていた。
「伊月先輩、待ってください」
背後から聞き慣れた声がして振り返るとそこには黒子が居た。
「黒子。どうしたんだ、走ったりして」
「追いかけてきました」
「追いかける?」
黒子の言葉に問いかけると黒子は頷いて伊月の前に1つの包みを出した。その包みを見つめて伊月は首を傾げる。
「プレゼントならさっき貰ったぞ」
伊月の手にある紙袋には部員みんながそれぞれ買ってきた(作ってきた)大量のコーヒーゼリーがある。
その大半が黒子が買ったものらしい話は日向や小金井から聞いていた。
これ以上、伊月に何を渡すというのか首を傾げずにはいられなかった。
「これは個人的に渡したかったんです」
黒子はそう言うと伊月に包みを渡した。
伊月はその包みを受け取り開けてもいいかと問いかけると是と返ってきた。
包みを開けるとノートが5冊入っていた。しかも伊月が愛用しているメーカーのもの。
「いつも使っていたので、あんまりプレゼントとしては面白味に欠けますが」
「嬉しいよ。ありがとう、黒子」
「いえ」
「しかも、わざわざ追ってきてくれて。方向逆だろ?」
「いいんです。こうやって理由を付けて会いに来てるので」
真っ直ぐ見つめられ言われた言葉に伊月は顔が熱くなるのを感じた。
黒子はその存在感の薄さとは比例せず、物怖じすることなくストレートな物言いをする。
「面と向かって言うなよ……」
「本当のことだったので」
つい口にしてしまっていたと言う黒子は意図していたのかホントに口にしてしまっていたのか伊月にはわからない。
それでも黒子のことが嫌いになれないのは、意図していたとしてもそこに嘘がないことだ。
いつでも真っ直ぐ向かってくれるそのストレートな部分が伊月は大好きだった。
そんなことを思っていると、黒子は少し近づいて伊月の肩に額を当てる。
「2才離れちゃいました。生まれてきてくれて嬉しい日なのに、少し悔しいです」
どうして年下なんでしょうと、黒子がつぶやく。
「でも俺が2年で黒子が1年だったからこそ、出会えたと思えば」
「そうなんですけど、やっぱり考えてしまいます」
黒子の背をぽんぽんと叩く。
1年学年が違うというのは、意外に大きいことなのだと些細なことで考えてしまう。
出会えた偶然、それが学年が違ったからこそだと考えていくしかない。
けれどももしかしたらという考えはどうしたって出てきてしまう。
「俺は黒子が年下だろうと関係ないよ」
「ボクも関係ないです」
「なら、大丈夫だろ」
こうして思い合えるのに年齢差は関係ない。
「折角の誕生日にすいませんでした。改めて、お誕生日おめでとうございます」
「ありがとう」
黒子は伊月に向けて触れるキスをする。
伊月は照れながら笑みを浮かべる。
このまま時が止まればいいと二人同時に願った。
HAPPY BIRTHDAY 伊月!!
「伊月先輩、待ってください」
背後から聞き慣れた声がして振り返るとそこには黒子が居た。
「黒子。どうしたんだ、走ったりして」
「追いかけてきました」
「追いかける?」
黒子の言葉に問いかけると黒子は頷いて伊月の前に1つの包みを出した。その包みを見つめて伊月は首を傾げる。
「プレゼントならさっき貰ったぞ」
伊月の手にある紙袋には部員みんながそれぞれ買ってきた(作ってきた)大量のコーヒーゼリーがある。
その大半が黒子が買ったものらしい話は日向や小金井から聞いていた。
これ以上、伊月に何を渡すというのか首を傾げずにはいられなかった。
「これは個人的に渡したかったんです」
黒子はそう言うと伊月に包みを渡した。
伊月はその包みを受け取り開けてもいいかと問いかけると是と返ってきた。
包みを開けるとノートが5冊入っていた。しかも伊月が愛用しているメーカーのもの。
「いつも使っていたので、あんまりプレゼントとしては面白味に欠けますが」
「嬉しいよ。ありがとう、黒子」
「いえ」
「しかも、わざわざ追ってきてくれて。方向逆だろ?」
「いいんです。こうやって理由を付けて会いに来てるので」
真っ直ぐ見つめられ言われた言葉に伊月は顔が熱くなるのを感じた。
黒子はその存在感の薄さとは比例せず、物怖じすることなくストレートな物言いをする。
「面と向かって言うなよ……」
「本当のことだったので」
つい口にしてしまっていたと言う黒子は意図していたのかホントに口にしてしまっていたのか伊月にはわからない。
それでも黒子のことが嫌いになれないのは、意図していたとしてもそこに嘘がないことだ。
いつでも真っ直ぐ向かってくれるそのストレートな部分が伊月は大好きだった。
そんなことを思っていると、黒子は少し近づいて伊月の肩に額を当てる。
「2才離れちゃいました。生まれてきてくれて嬉しい日なのに、少し悔しいです」
どうして年下なんでしょうと、黒子がつぶやく。
「でも俺が2年で黒子が1年だったからこそ、出会えたと思えば」
「そうなんですけど、やっぱり考えてしまいます」
黒子の背をぽんぽんと叩く。
1年学年が違うというのは、意外に大きいことなのだと些細なことで考えてしまう。
出会えた偶然、それが学年が違ったからこそだと考えていくしかない。
けれどももしかしたらという考えはどうしたって出てきてしまう。
「俺は黒子が年下だろうと関係ないよ」
「ボクも関係ないです」
「なら、大丈夫だろ」
こうして思い合えるのに年齢差は関係ない。
「折角の誕生日にすいませんでした。改めて、お誕生日おめでとうございます」
「ありがとう」
黒子は伊月に向けて触れるキスをする。
伊月は照れながら笑みを浮かべる。
このまま時が止まればいいと二人同時に願った。
HAPPY BIRTHDAY 伊月!!
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自己紹介:
のんびりまったり、同人活動している人間です。
【黒子のバスケ】
友人のススメで原作を読みアニメを見てます。誠凛の伊月センパイ&秀徳1年コンビを気に入っております。
作者及び出版社等は一切関係御座いません。自己責任で閲覧ください。
※無断転載禁止※
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